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鍵かけろよ

幼いころ住んでいた、田舎の家を訪問した。80数歳の伯母が一人で住んでいるから、あっちへ行く事あったら、顔を見せたって、といわれていたから。

途中で老人の好きそうなお饅頭を買って、子どもの運転で、乗りつけた。

だたっぴろかった庭は、日本式庭園に変えられ、栗の木はアトカタもなく、勿論柿木も姿を消していた。

豊かさを見せ付けられたわけだが、なんだか悲しかった。大戸をくぐり、母屋を通り越して、伯母の住んでいる離れにいった。

声をかけても返事はない。そろそろと玄関の戸を開けた。そこで一段と声をはりあげた。

返事がない。多分、近所へでも出かけていったのだろうとは思ったが、手土産に言葉を添えておいてでてきた。

なあ、おばさん、くらいかけてよ。いくら田舎と言っても、無防備すぎる。

と思いながら、我が家の二重の鍵を思い出していた。人が多くなった分、信用できなくなって、余計な分がふえた。

なんか悲しい。日本の現状。もっとも鍵をいくら頑丈にしていても、突然の闖入者に殺害なんてこともあるのだから、用心は大事。

けど、人を信用する心ももっていたいとおもう。

こんな人間、都会に住めないかな。ほんま、かんがえてしまうよ。

マンションが林立している町

お元気ですか?
勿論、私は元気です。あなたといっしょにマンションを見て廻った日のことが懐かしく思い出されます。
新築マンションを順に見て廻り、あなたが言った一言「帯に短し、たすきに長しだわね」の言葉が頭に残っています。

あのとき、あなたは恋をしていました。その人と住むマンションを探していらしたんですね。わかっていましたけど、素知らぬ顔で、付き合っていました。

本当は、どんなマンションでもよかったのではありません?彼といっしょに住めるなら。あなたのマンション騒動はそのうち治まり、今度は私が、お尻に火が付いたように、住むところを探し出しました。

ヤッパリマンションかなと、分譲マンションの条件を調べに行き、とても我が家の状態では買えないとわかり、諦めました。

一軒家のうっとうしさは承知していたので、マンションにしたのですが、結局、賃貸になりました。

あなたは、あれから、不倫の相手ではなく、結婚相手といっしょにとても素敵なマンションを購入し、幸せな新婚生活を送っていらっしゃいますね。なぜか、新築マンションっていうと、新婚という言葉が似合うような気がします。

私のほうは、それなりの生活をおくっていますが、あなたは、今もお幸せですか?

一度、お便りをくださいね。

ベッドは堅いめがいい

腰痛を感じていた。
マッサージにいっても、整形外科にいっても、すっきりしない。おまけに、朝が最低に痛い。

で、原因は何かと真剣に考えた。人生とはと考えるくらいに、だ。

わかったことがある。ベッドだった。購入したときは、若い時だったので、できるだけ柔らかくてふわふわしたものをと、ところが年月がすぎ、コチトラの体重も確実に増え、ベッドが悲鳴をあげていた。

それを、持ち主は残酷にも気がつかず、可愛そうなことをした。

で、さっそく、新しいものをもとめて、家具屋へと。

出来るだけ、硬そうで、頑丈そうなのを選ぶ。勿論、今まで世話になった古いのは、有難うとお礼をいって、永の眠りについてもらった。

以来、私の腰痛は治まっている。

エステに行くなら、今のうち

エステに行くなら若いうちに行くほうがいい。

近頃、朝、鏡を見るたびにげんなりする。頭の中の己の顔は、一番輝いていた頃の顔で、年は確実に取っているわけだから、現実とはかなり、いえ相当に違っているわけで、まあというわけなのだ。

これでも、エステに行って、丁寧にマッサージしてもらえば、いくらかはましになるはず。

でも、若い頃のように、一月も通えば、見違えるようにとは行かないのは、承知している。

メジカルチェックもあるというから、信用は出来るのだけど、地球の引力には負けるだろう。とやや、諦めムードが強いこの頃なのだ。

ただ、ある程度のしわや、
たるみは解消されるのは確かで、今更ニキビでもあるまいが、こんなのはたちどころに解決、なのだ。

どうしょう、又、行こうか、諦めムードに突入しようか。

このバカもの、変なところで迷っている。

男性不妊をまず確かめようよ

結婚していない友人がいる。
夫婦という言葉に異常な関心をしめす。これは感情として素直でいい。ところが、子どものいない友人夫婦は、子どもの話になると、わざとなのか無関心を装う。

子どもがいるとこんないいことがあるという話にも乗ってこないし、悪いことがあるという話にものってこない。

そうなると、こっちとしても、わざとのように子どもに関係のある話ばかりをする。

犬だったり、猫だったり、代わりに持ち出してくるのはペットばかり。

子どもはペットじゃないんだぜ。とどなりたくなるのを我慢して、話に付き合う。もっとも、彼らにいわせれば、子供の話を黙って聞いてやっているんだから、こっちの話も黙って聞けということなのかもしれない。

ただ、子どもが欲しくて欲しくて、産婦人科に通っている人には酷なはなしになる。今までは、不妊は女性の問題として捉えられていたけれど、最近では、男性不妊という可能性もおおいということらしい。

頑張って、治療をうけてほしい。子どもを育てる苦労はたしかにある。けれど、幼子から少年期にいたるまで、これで返してもらっているなと思うくらい、癒される。

頑張れ、お父さん、お母さん候補。

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